実家の片付けにもめたり、片付けをしてもすぐに散らかるなど、実家の片付けで問題を抱えている人は少なくありません。
必要ないと思っても、親にとっては思い出のある大切な品の場合があります。
物を捨てる判断は親にしてもらったり、捨てる罪悪感を軽減するために買取をしてもらうなど、いくつか注意したいことを確認しておきましょう。
片付けることに親に反発を持たれてしまうと、片付けはなかなかすすめられませんね。
- 実家の片付けをするコツ
- 実家の片付けの注意点
上記を確認して、スムーズに実家の片付けを進めていきましょう。
実家の片付けのコツ
実家の片付けは自分の家を片付けるのとは違います。
スムーズに片づけを進めるためのコツを紹介します。
- 帰省前から準備する
- 昔の子供部屋から片付ける
- 小さなスペースから片付ける
- 防災関連の片付け
- モノの数を整理
- 思い出の品は後回しにする
- お金の話はさりげなく
- 一時保管スペースを作る
親子といえど価値観は違います。今後の関係を良好に保つために確認しておきましょう。
帰省前から準備する
帰省前から実家の片付けの準備をしておきましょう。
すぐに取り掛かれますし時短になります。
粗大ごみの処分方法は自治体ごとに異なるので、あらかじめ自治体のホームページで確認しておきましょう。
ゴミをまとめるのに必要な、
- ハサミ
- 軍手
- 粘着テープ
などの道具も持って行くと良いでしょう。
昔の子供部屋から片付ける
どこから始めるか悩んだら、実家の片付けはまずは過去に自分が使っていた子供部屋から片付けましょう。
理由としては、親に片付けの同意をとらなくても手を付けやすいからです。
自分が使っていた部屋をきれいにしておけば、今後の片付けでもの置き場として利用できます。
部屋のビフォーアフターを見ると、他の部屋も片付けようと思ってくれるかもしれませんね。
小さなスペースから片付ける
実家の片付けの順番は、小さな部屋やスペースから片付けていきましょう。
これは、あちこち片付けても成果がわかりにくいので、片付けが進まないと感じてモチベーションがさがってしまうからです。
玄関やトイレ、キッチンなど、小さなスペースから始めるのがおすすめ。
片付けてきれいになったという達成感が得られるのが大切です。
防災関連の片付け
防災関連の片付けから進めるのもおすすめです。
なぜなら、防災を理由とすると片付けを親に納得してもらいやすいからです。
停電や地震に備えるために片付けようといえば、反感を持たずに片付けに同意してくれるかもしれません。
玄関や廊下などの動線を片付けたり、落ちてきたら危ないものを安全な場所に移動しましょう。
モノの数を整理
片付け方としては、モノの数を整理すると片付けが進みやすくなります。
今住んでいる人数以上のものを、実家には収納されているからです。
過去子供たちの分までそろえていた食器や大きな鍋など、今は必要ないものがたくさんあります。
実家で今必要なものだけに断捨離し、モノを減らし整理していきましょう。
衣類も直近で2年程度着なかったものは、処分やリサイクルに出そうと提案してもいいですね。
思い出の品は後回しにする
思い出の品の片付けは後回しにしても良いでしょう。
理由としては、趣味のものや思い出の品は思い入れが強く片付ける気持ちになりにくいからです。
大切にしているものを処分するといわれると、反感を持ちそれ以降の片付けが進まなくなるかもしれません。
お金の話はさりげなく
リフォームや予算はあるかなど、お金の話はさりげなく始めましょう。
親子といえど、お金の話はしにくいという人は多いからです。
予算に余裕があるかどうかの話も、一緒に片づけをしながらなら話しやすくなるものです。
家の片付けをするとともに、生前整理として財産目録の作成まで促せると良いですね。
>>遺品整理と生前整理の違いの記事も参考にして下さい。
一時保管スペースを作る
一時保管スペースを作っておくことも、片付けをスムーズに進めるコツです。
いきなり全部捨てられるとストレスが大きいからです。
捨てるか悩むものは一時保管スペースに置くことができれば、決断を減らすことができるので心の負担が軽減されるでしょう。
捨てる決断に疲れてしまうと、片付けを途中であきらめるかもしれません。
実家の片付けの注意点
実家他の片付けを進める際の注意点を紹介します。
- 捨てる判断は親にしてもらう
- 実家のものは親の人生の一部
- 捨てすぎない
- 売れるものは売却を
実家を片付けてよかったと、お互いに思えるように確認しておきましょう。
遺品整理の負担を減らす為にも、親が元気なうちに片付けておくことは大切です。
>>終活で断捨離するメリットの記事も参考にして下さい。
捨てる判断は親にしてもらう
モノを捨てる判断は親自身にしてもらいましょう。
勝手に捨ててしまうと、トラブルになるかもしれないからです。
実家にあるものは親にとっては必要だと思っていたり、将来使うかもしれないと思っているものです。
判断は必ず親自身にしてもらうことが大切です。
捨てる判断は3秒でしてもらい、できないものは一時保管するように提案してみましょう。
捨てるわけではないので、親も片づけを進めやすくなります。
一時保管したものは移動させ、期間を決めて片付けていきます。
実家のものは親の人生の一部
実家にあるものは親の人生の一部です。
自分にとっては価値のないものでも、親にとっては思い出のある大切なものがあるかもしません。
親の許可なく実家のものは捨てないようにしましょう。
片付けを進めていくにあたり、どうしても残しておきたいものは確認しておきます。
うっかり捨ててしまうと今後の関係にひびが入るかもしれません。
捨てすぎない
捨てすぎないことも重要です。
あまりにも物が少なくなると、寂しくなって物を買ってしまうこともあるからです。
モノがたくさんあることに満足感を持つ方もいます。
スッキリして空間があると、寂しくなって物を置きたくなりさらにモノが増える場合も。
売れるものは売却を
実家の片付けをして売れるものは売却するものおすすめです。
単に捨ててしまうと罪悪感を抱く場合もあるからです。
売却してお金に変われば片付け費用に充てられるだけでなく、誰かにまた使ってもらえるかもしれないと思えますね。
売却ではなくリサイクルに出すのもおすすめです。
実家の母が片付けられないという方は多いです。売れるものを売却したり、納得するやり方で片付けましょう。
実家の片付けが大変なら遺品整理業者に依頼しよう
実家の片付けが大変な場合は、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
遺品整理業者は生前整理に対応していることも多く、貴重品の捜索から不用品の処分・買取など片付けの手間を一手に任せることができるからです。
粗大ゴミが多かったり、ゴミが多い・異臭がする場合などは業者に依頼した方が良いでしょう。
通常の掃除や片付けでは対応できない状態でも、業者であれば短時間で一度に片づけをしてくれます。
片付けに体力的・精神的に疲れ果てると、親子で言い争いになったりトラブルになることもあります。
一人っ子の娘だけで実家の片付けは困難に感じることもあるでしょう。
遺品整理業者は、必要なものと不要なものを確認しながら片づけをすすめます。
特殊清掃が必要の際も、他の業者を改めて依頼する必要もありません。
片付けがわからなくなった時も、専門的知識に基づいてアドバイスを行い、処分するものの搬出もスタッフが行います。
まとめ
実家の片付けをする際は、まずは自分が使っていた子供部屋や小さいスペースから始めるのがおすすめ。
親が快適に生活できるように、防災関連を整え不要なものを捨てることが大切です。
トラブルにならないように、捨てる判断は親にしてもらい勝手にものを捨てないようにしましょう。
片付けに限界を感じ、うんざりしてあきらめる前に遺品整理業者に依頼することも検討してみてください。
遺品ドット東京は、専門知識のある遺品整理士が在籍しています。
実家の片付けに適切なアドバイスをすることも可能です。
実家の片付けに悩んでいる方は、気軽に相談してみてくださいね。