遺品整理で出た不用品はゴミとして処分することができます。
遺品整理をする際に、遺品を処分することに罪悪感を感じて作業が進まないという方は少なくありません。
結論から言って、遺品整理に罪悪感を感じる必要はありません。
その理由として以下のように考えてみましょう。
- 理由①遺品整理することを故人は望んでいる
- 理由②いずれ誰かが遺品を処分しなければならない
- 理由③遺言書・エンディングノートの指示に従っている
- 理由④遺品整理と不用品回収は違う
遺品を処分する際に罪悪感を感じることなく、遺品整理ができる参考にしてください。
遺品整理のゴミ処分方法
遺品整理を自分でして、不要だと判断したものは、ゴミとして処分しましょう。
ですが大量に不用品が出た場合は、処分に困ることもあると思います。
遺品整理のゴミの処分は以下の方法があげられます。
- 家庭ごみで捨てる
- 自治体のごみ処理場に持ち込む
- ゴミ回収業者に依頼する
家庭ごみで捨てる場合は、自治体ごとのルールに従って出しましょう。
ゴミの量が多い場合は、ゴミ処理場に自分で持ち込む方法もあります。
1㎏程度で15~40円くらいから処分してもらえるので、問い合わせてみましょう。
ベッドやタンスなどの粗大ゴミも自治体によって異なりますが、2,000円前後で受け付けています。
回収業者に依頼すると、回収から処分まですべてを任せることができます。
ですが、ゴミの種類や量によって費用が変動するので必ず複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
リサイクルや買取もおすすめ
リサイクルできるものは、なるべくリサイクル資源として処分すると費用を抑えることができます。
遺品のリサイクルについては>>遺品整理はリサイクル・買取がおすすめ!の記事で詳しく紹介しています。
ゴミとして処分せずに、別のものにリメイクしたり売却することも検討してみましょう。
着物やアクセサリーなど、リメイク専門のサービスに依頼すれば、故人との思い出の品を大切に使えるかもしれません。
リサイクルショップやネットオークションなどで売却するのもおすすめです。
専門店なら正確な価値を査定してくれるので、高額で買取してもらえる可能性があります。
ネットオークションやフリマサイトは自分で値段を付けられるのがメリット。
>>遺品整理の着物の処分の記事も参考にしてくださいね。
遺品整理で遺品の処分に罪悪感を感じる必要はない
遺品整理に罪悪感を持つ必要なありません。
なぜなら、遺品整理は故人とのお別れに必要な作業だからです。
遺品整理に罪悪感を持つ必要のない理由をいくつか紹介します。
- 理由①遺品を放置する方が故人は悲しむはず
- 理由②いずれ誰かが遺品を処分しなければならない
- 理由③遺言書・エンディングノートの指示に従っている
- 理由④遺品整理と不用品回収は違う
亡くなった人の物が捨てられない、と罪悪感を感じる人はすくなくありません。
単に物を処分するのではなく、遺品整理をすることは故人と向き合い、故人が心残りなく旅立てるお手伝いになると考えましょう。
理由①遺品整理をすることを故人は望んでいる
遺品整理をすることを、故人は望んでいると考えましょう。
遺品をそのままにしておく方が、故人は悲しいはずだからです。
物を放置しておくと、家は荒れ、物にはホコリが溜まったり害虫・害獣が発生するかもしれません。
故人も、いつまでも遺された人に、思い出に浸って生きてほしいとは思わないはずです。
今後の人生を前を向いて歩むために、遺品と向き合う時間は大切なものとなります。
遺品を整理することに罪悪感を覚えるという人は、故人を大切に思っていたということ。
そのような人に遺品を整理してもらえるのは、故人にとってうれしいことに違いありません。
理由②いずれ誰かが遺品を処分しなければならない
いずれ誰かが遺品を処分しなければならないと考えましょう。
もし今遺品を残しておいても、自身が亡くなった後の誰かが処分することになるからです。
手元に残しておきたい品だけを残し、不要なものを処分するのは必要なことです。
思い出の品でも、その想いを共有した人の手で適切に処分することは故人への供養になります。
理由③遺言書・エンディングノートの指示に従っている
遺言書やエンディングノートに従って作業をしていれば、罪悪感を持つ必要はありません。
この理由は、遺言書などは故人の意思や希望が残されているからです。
それに従って遺品整理をすることは、故人の要望をかなえることです。
生前に遺品整理に関する意思を確認したことが無ければ、自分の判断で片付けてよいのか思い悩むことも多いでしょう。
理由④遺品整理と不用品回収は違う
遺品整理と不用品回収は違います。
不用品回収は物をゴミとして廃棄・処分しますが、遺品整理は故人の思い出のこもった大切な品として扱うからです。
遺品を分別して、残さないものは不用品として処分する必要があります。
このことから、遺品整理をゴミ処分のように思えて罪悪感を持つ人は少なくありません。
ですが、遺品整理は故人の遺したものを分別し、残さないものは供養したりリサイクルしたりすることもできます。
遺品整理業者に依頼すると、遺族の気持ちを汲み取って適切な処分方法を取ってくれるでしょう。
遺品整理に罪悪感をもって作業ができないなら、遺品整理業者に相談してみることをおすすめします。
>>遺品整理と不用品回収の違いの記事も参考にしてください。
遺品整理での処分は遺品整理業者がおすすめ
遺品整理をして不用品の処分を考えているなら、遺品整理業者がおすすめです。
なぜなら、遺族の気持ちに寄り添った処分方法で対応してくれるからです。
遺品整理業者をおすすめする理由は以下になります。
- 遺品の供養
- 遺品の処分をまとめて対応
- 形見分け・各種手続きの代行
- 遺品の買取
- 精神的なサポート
不用品回収業者はすべてのものを不用品として扱います。
ゴミとして扱われてさみしい気持ちになる遺族の方も多いです。
遺品に対して思い入れがあるのなら、遺品整理業者に依頼しましょう。
遺品整理業者を選ぶ際は優良な業者を選ぶことが重要です。>>遺品整理業者の選び方を参考にしてくださいね。
遺品の供養
遺品整理業者は遺品の供養にも対応している点でもおすすめします。
単にゴミとして処分するのではなく、供養をしたと思えることで、遺族の心の負担は軽減できるからです。
風水としては、亡くなった人の物は処分した方が良いという考え方もあります。
遺品整理業者は、供養してから遺品を適切に処分してくれます。
故人の愛用品をゴミとして処分することに罪悪感を感じることで、遺品整理が進まないという人は多いです。
業者によって対応している供養方法は異なるので、遺族として納得できる方法を選びましょう。
自分でも塩を使って供養することで、気持ちを落ち着けて処分できるかもしれません。
遺品の処分をまとめて対応
遺品の処分をまとめて対応している点でも、遺品整理業者をおすすめします。
遺品に関する作業を総合的にサポートしてくれるからです。
膨大な量の遺品を一点一点確認していくのは、とても大変な作業です。
遺品整理業者は客観的な視点で分類をするので、効率的に作業がすすみます。
遺品の査定や買取に対応している業者なら、そのまま現金化し作業費用に充当することも可能でしょう。
形見分け・各種手続きの代行
形見分けなど遺品の整理・役所や保険など各種手続きを代行してくれることもおすすめする理由になります。
遺品整理は、遺品の分別だけでなく並行して保険や相続の手続きをする必要があるからです。
遺品の形見分けは利害関係や私情が絡むので、遺族は最も苦労する作業の一つ。
遺品整理業者は専門知識に基づいた的確なアドバイスができます。
作業を代行してもらうことで、精神的・肉体的負担が軽減され、気持ちの整理に集中できるでしょう。
遺品の買取
遺品のひきとり、買取に対応していることもおすすめの理由です。
買い取ってもらった品物は必要な人が使ってくれると思えることと、買取費用を作業費用に充てることができるからです。
故人の大切にしてきたものを、また使ってもらえれるなら心置きなく整理をすることができますね。
買取費用から作業費用を抑えることができるので、金銭面での負担も軽減されるでしょう。
精神的なサポート
遺品整理業者は精神的なサポートもしてくれます。
遺品整理に関する豊かな経験と専門知識を持っているからです。
大切な人を無くして精神的に不安定な時に、遺品の保管や処分の判断をしたり様々な手続きを進めていくことはとても大変な作業です。
遺品整理業者は遺族の意図や要望をもとに方法を提案し、作業を進めてい行きます。
悪質な業者に依頼してしまうとトラブルになる可能性があります。>>遺品整理のやばい業者トラブルの記事を参考にして、優良な業者を選びましょう。
遺品整理での処分についてQ&A
遺品整理での処分についてQ&Aで紹介します。
遺品整理の費用はどれくらい?
遺品整理にかかる費用は以下の表を参考にしてください。
遺品整理業者の料金・費用の目安 | 自分で行う遺品整理の料金・費用相場 | 間取り |
---|---|---|
23,000~100,000円 | 0~100,000円 | 1K/1R |
36,000~150,000円 | 10,000~100,000円 | 2K/1DK |
58,000~250,000円 | 30,000~250,000円 | 1LDK/2DK |
76,000~350,000円 | 50,000~300,000円 | 2LDK/3DK |
94,000~450,000円 | 70,000~350,000円 | 3LDK/4DK |
遺品整理業者に依頼した場合と、自分で行った場合の間取りごとの費用の目安です。
遺品の量が多かったり作業時間が長くなる場合は、費用は50万・100万円以上などの高額になる場合もあります。
業者に依頼する際は、複数社に見積もりを取り比較検討して優良な業者に依頼しましょう。
遺品整理の費用は>>遺品整理の一軒家の費用でいくらかかったか詳しく紹介しています。
遺品整理で捨ててはいけないものは?
遺品整理をする際に捨ててはいけないものは以下を参考にしてください。
- 遺言書
- 財産分与で必要なもの
- 身分証明書
- 年金手帳
- 印鑑
- 仕事関係の書類
- 鍵
- 請求書・支払通知書
- デジタル遺品
相続や契約に関する書類を捨ててしまわないように気を付けましょう。
上記の他にも、貴重品やレンタルしたものなども要注意です。
捨てたら後悔しそうなものも、とりあえず一時保留ボックスに入れておいて後で判断するようにしてもよいですね。
>>遺品整理で捨ててはいけないものの記事を参考にしてください。
亡くなった人の衣類を処分する時期は?
亡くなった人の衣類を処分する時期は、
- 四十九日
- 百日法要
- 一周忌など
親族が集まる時がおすすめです。
悲しい気持ちがこみあげてきて、衣類の処分ができないなら、気持ちが落ち着いてから行いましょう。
処分する時期は明確には決まっていませんが、賃貸住宅に住んでいた場合は早めに済ませた方が良いでしょう。
亡くなった人の衣類については>>遺品整理の衣類処分で紹介しています。
遺品整理はいつから行う?
遺品整理はいつからしなければならないという決まりはありません。
ですが、様々な手続きの期限があることと、放置しておくと相続に関する手続きが完了しなことを考え、なるべく早めに行いましょう。
49日法要が終わったら行うことも多いですが、それより前に行っても問題ありません。
早く遺品整理を済ませるメリットについては>>遺品整理は49日前がおすすめの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
遺品整理をすることに罪悪感を感じる必要はありません。
なぜなら、遺品整理は故人とのお別れに必要な作業だからです。
遺品整理はゴミの処分ではなく、遺族が前に進むために故人の死と向き合う大切な時間です。
罪悪感を感じることなく、遺品を処分するために遺品整理業者を頼ることも検討しましょう。
遺品の供養だけでなくリサイクルや買取など、遺族の負担を軽減するサポートをしてくれるはずです。
遺品ドット東京は、経験豊富な遺品整理士の在籍している遺品整理業者です。
遺族の気持ちに寄り添った方法で、適切に遺品の処分のお手伝いをさせていただきます。
遺品整理にお悩みがある方は、気軽に相談してみてくださいね。