亡くなった人の物は処分した方がいいというのにはいくつか理由があります。
遺品整理をして処分することで心の整理がつきやすくなったり、親族間のトラブルを防ぐことができるからです。
ですが、大切な人の思い出の品を捨てられないという罪悪感があったり、遺品の量が多くて捨てられないなど、捨てられない理由は様々です。
遺品を捨てられない、処分することに罪悪感があるという場合は、形見分けや買取をしてもらうなどの方法も検討してみましょう。
遺品を放置しておくと、管理に手間がかかったり売却できるものの価値が下がる可能性もあります。
できれば故人の遺品は早めに遺品整理をしておくと良いでしょう。
処分した方がいい理由や捨てられないときの対処法も紹介しますので参考にして下さい。
亡くなった人の物は処分した方がいい理由
亡くなった人の物を処分した方が良い理由は以下のことがあげられます。
- 遺族の心の整理ができる
- 親族間のトラブルを防ぐ
- 遺品の管理が必要なくなる
- 災害や犯罪被害を防ぐ
亡くなった人の物を処分した方が良い理由が分かることで、作業を進めることができたり罪悪感を減らすことができます。
それぞれ確認していきましょう。
遺族の心の整理ができる
遺族の心の整理ができることが、亡くなった人の物を処分した方が良い理由として挙げられます。
遺品を整理することで故人との別れを受け入れ、気持ちを整理することができるからです。
できれば親族や家族と一緒に作業をすすめましょう。
故人との思い出を話しあったり、処分するものの判断を誰かとすることで故人の死と向き合うことができます。
どうしても悲しい気持ちになって辛いときは、無理をしてはいけません。
しばらく時間をおいて落ち着いてから遺品整理を始めるとよいでしょう。
親族間のトラブルを防ぐ
親族間のトラブルを防ぐことも理由の一つです。
遺品整理で亡くなった人の物を処分しないと、他の誰かが遺品を持ち出したり勝手に処分してしまう可能性があるからです。
遺品の管理が必要なくなる
遺品の管理の必要がなくなる点でも、亡くなった人の物の処分は進めていきましょう。
遺品をいつまでも放置しておくと、ホコリやカビが発生し家の衛生状態を悪くするからです。
早めに買取処分を依頼すれば、売却できたものも放置することで価値が無くなることもあります。
定期的に遺品を管理することは、遺族にとっても負担になりますので、亡くなった人の物は早めに処分するとよいでしょう。
写真などが大量にある場合は、処分に困るケースもあるでしょう。>>遺品整理のアルバム・写真の処分方法で大量の写真を遺品整理する際の注意点を紹介してます。
災害や犯罪被害を防ぐ
亡くなった人の物を処分することは、災害や犯罪被害を防ぐことにもつながります。
一軒家を放置していると台風や地震で瓦や窓ガラスが損壊し、近隣の人にケガをさせてしまうかもしれないからです。
空き巣に狙われて貴重品を盗まれる可能性もあります。
放火犯に狙われたり、不審者による不法侵入などのリスクが高まることも。
遺品を捨てられないときの対処法
亡くなった人の物を処分した方がいい理由はわかっても、遺品を捨てることに罪悪感をもって捨てられないという遺族は少なくありません。
遠方に住んでいたり、遺品の量が多くて捨てられないという場合もあるでしょう。
捨てられないときの対処法をいくつか紹介します。
- 気持ちが落ち着くまで時間をおく
- 形見分け・供養をする
- 買取・リサイクルする
- 遺品整理業者に依頼する
罪悪感を持つ必要はないとわかっていても、捨てられない方は多いです。
処分してしまって後悔しないように、遺品に向き合うことが大切です。
気持ちが落ち着くまで時間をおく
気持ちが落ち着くまで時間を置くことも必要です。
無理に亡くなった人の物を処分してしまうと、後悔したりいつまでも罪悪感が消えなくなるかもしれないからです。
大切な人が亡くなって悲しい気持ちが落ち着くまで、時間をおいてみましょう。
自分の心と向き合うことで、遺品整理をすすめられることもあります。
遺品整理で後悔しないように、>>遺品整理ができない・進まないときの対処法も参考にしてください。
形見分け・供養をする
亡くなった人の物を形見分けしたり供養することで、遺品整理がすすめられることもあります。
大切な人の思い出の品を捨てるのではなく、誰かに譲ることで心が落ち着くかもしれませんね。
お焚き上げなど供養することで、亡くなった人の物を捨てられるかもしれません。
捨てられないと悩んでいる場合は>>遺品整理でお焚き上げの依頼方法も参考にしてくださいね。
買取・リサイクルする
亡くなった人の物を捨てられないなら、買取・リサイクルすることを検討しましょう。
他の誰かが使ってくれると思えれば、罪悪感を持たずに処分することができるからです。
買取をしてもらえれば、遺品整理にかかった費用に充てることができるかもしれませんね。
遺品を買取してもらうことで、誰かに使ってもらえるかもしれません。>>遺品整理は買取がおすすめの記事で詳しく紹介しています。
遺品整理業者に依頼する
亡くなった人の物が処分できない場合は、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。
遺族の気持ちを尊重して、処分するものと残すものを適切に仕分けをしてくれるからです。
亡くなった人の物を捨てられないという気持ちで、処分するところを見ていられない場合は立ち合いなしでも遺品整理をしてくれる業者に依頼しましょう。
遺品整理業者の多くは買取にも対応しています。
不用品回収業者のように、ゴミとして扱うのではなく、遺品整理業者は大切な思い出の品として遺品を扱います。
遺族の気持ちに寄り添った対応に、安心して任せることができるでしょう。
亡くなった人の物は処分した方がいいことに関するQ&A
亡くなった人の物は処分した方がいことに関するQ&Aを紹介します。
亡くなった人の物を使うスピリチュアルな意味は?
亡くなった人の物を使うことは、スピリチュアルな観点で問題はありません。
想いのこもったものを大切に使うことで、お守りのような存在になることもあるからです。
故人とのつながりを感じられ、供養にもつながるでしょう。
ですが、亡くなった人の物を捨てることが悪いわけではありません。
遺品を手放すことでポジティブな気持ちになれる場合もありますよ。
遺品を捨てると運気が上がるという人もいます。
これは、全てに当てはまるわけではなく、残すことでポジティブな気持ちになれるものは残し、ネガティブな気持ちになるものは捨てるとよい運気に恵まれるかもしれませんね。
亡くなった人の服を着ることは風水での意味は?
亡くなった人の服を着ることは、亡くなった人からのサポートや祝福を受け取ることができると風水では考えられています。
亡くなった人の服は、その人のエネルギーを宿しているとされているからです。
遺品を身につけることは、風水では亡くなった人とのつながりが続くことと考えられています。
ですが、亡くなった人の服を着ることでネガティブな気持ちになるのなら、処分した方が良いでしょう。
大切な人との思い出を感じられる場合は、亡くなった人の服を着ることは良い影響を与えます。
亡くなった人の衣類の処分時期については>>遺品整理の衣類処分を確認してみてくださいね。
遺品整理は49日前にしてもよい?
遺品整理を49日前にしても問題ありません。
こころの整理を付けたり無駄な出費を防ぐためには、49日前に遺品整理をすることをおすすめします。
ですが、遺品整理を行う場合は必ず親族に連絡してから行うことが大切です。
勝手に遺品を処分してしまうと、後々トラブルになる可能性があるからです。
49日前に遺品整理を行うのがおすすめなケースもあります。>>遺品整理は49日前がおすすめの記事を参考にして下さい。
遺品整理で捨ててはいけないものは?
遺品整理で捨ててはいけないものは以下を参考にして下さい。
- 遺言書
- 財産分与で必要なもの
- 身分証明書
- 年金手帳
- 印鑑
- 仕事関係の書類
- 鍵
- 請求書・支払通知書
- デジタル遺品
遺品整理を行うときは一人でやらないで、親族と相談しながら行いましょう。
捨ててはいけないものを処分することを防げますし、故人との思い出を話しながら作業することで心の整理もすることができます。
>>遺品整理で捨ててはいけないものの記事を参考にしてくださいね。
遺品整理で捨てられないときどうすればいい?
遺品整理で遺品を捨てられないときは、気持ちが落ち着くまで時間を置いたり親族や家族に協力してもらいましょう。
遠方に住んでいたり遺品の量が多くて捨てられないなら、遺品整理業者に依頼することも検討してもいいですね。
遺品整理は大変な作業になるケースが多いです。
無理をすると体調を崩す可能性もあるので、一人だけに押し付けずに親族みんなで取り組むようにしましょう。
>>遺品整理が大変で辛い時の対策の記事も参考にして下さい。
まとめ
亡くなった人の物は処分した方がいい理由を紹介しました。
遺品整理をすることで心の整理ができたり、親族間のトラブルを防ぐことができます。
とはいえ、大切な人が亡くなって悲しい気持ちのままでは遺品を捨てることに罪悪感を抱いてできないという方は多いです。
時間が解決してくれることもありますが、遺品整理業者に依頼することも検討してみましょう。
遺品ドット東京は、遺品整理士の在籍している遺品整理業者です。
専門知識と豊富な経験から、遺族の気持ちに寄り添った適切な対応が期待できます。
遺品整理で困ったことがあるなら、気軽に相談してみてくださいね。